2年たつと……あれ? 「全然死にたくなくなった」 私は自死遺族(母)です。20代半ばで、母を自殺で失いました。 そして、自分自身も長い間希死念慮に悩まされてきました。 人間って変わるもので、今現在の私は、特に死にたいと思ってないですし、むしろやりたいことが見つかったので今はまだ死ねない、ぐらいに思うようになりました。 今、しみじみ思うのは「死ななくてよかったなー」ということです。 そして、かつての自分のように死にたい気分に苦しめられている人や、自死遺族の人たちの役に立てることはないかと考え、作家業のかたわら精神保健福祉士としても活動をしています。 今回は、死にたい気持ちに取りつかれていたころの私と、今の自分の変化について書いてみます。 死にたい気持ちの渦中で思った「もしかしてうちは自殺の家系なんだろうか?」 話は私が中学の頃にさかのぼります。 私の母は、アラフィフになってから、フルタイムの
誕生日に自殺する人の数は、他の日に比べて1.5倍――そんな分析結果を、大阪大学の研究グループが6月1日に発表した。今後の自殺予防対策を考える上で、社会的意義が大きいと示唆している。 1974年から2014年の人口動態調査を基に、自殺や事故で死亡した約207万人のデータを分析。縦軸に死亡者数、横軸に亡くなった人の誕生日と死亡日の差を取り、グラフに描画した。横軸の値が0(誕生日と死亡日が一致)の死亡者は約8000人となり、他の日の平均値5700人と比べて大幅に多いことが分かったという。 ポアソン回帰分析を使い、死因別に調べたところ、誕生日の影響が最も強く見られる死因は自殺と判明。誕生日の自殺者数は、それ以外の日と比較して50%ほど多かった。交通事故死、溺死、転落死などの死亡者数も、誕生日には20~40%ほど上昇するという。 記念日を期待していたような形で祝うことができなかった場合に孤独感などの
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