さまざまな伝承・伝説が語り継がれる剣 日本神話に登場する「草薙剣」は、三種の神器の一つに数えられ、王権の正当性を示すアイテムと見なされました。現在でも愛知県の熱田神宮に保管されているとされます。 剣は世界中の国・地域で王権の支配や神からの信託の象徴とされ、神話や伝承で重要な役割を果たします。ものによっては草薙剣のように(真偽は議論があるにせよ)現在まで受け継がれているものもあります。 今回は現存する「伝説の剣」をピックアップします。 1. ウォリックのガイの剣 伝説の騎士が怪獣を倒した剣 ウォリックのガイは中世イングランドの物語に出てくる英雄騎士です。 ガイはウォリック伯爵の宮廷に仕える卑しい身分の騎士だったが、伯爵の美しい娘フェリチェと恋に落ちてしまう。しかし結婚するには身分が低く、彼は功を挙げて名を高めようとします。人々を苦しめていた怪獣ダン・カウを退治し、ヨーロッパではドラゴン殺しを