新聞記事としては小さな扱いでも、記憶に残る出来事がある。平成18年4月、ある私鉄の駅員が切符無しで改札を通り抜けた男性客を呼び止めて事情を聴いた。暴言とともにつばを吐きかけた男性客に腹を立て、駅員は客の顔を殴ってしまう。 駅員を諭旨解雇とした会社の処分は間違っていない。ただ利用者からは「悪いのは客の方」といった抗議の声が100件余り届いた。その後も大手私鉄やJRの電車内、駅構内で乗客による迷惑行為は深刻化するばかりである。 産経新聞(2022.1.26コラムより抜粋) 正しいことをしよう、という掛け声を頻繁に聞く。傷ついても自分が正しいと思う道を行きなさい、という応援歌もしばしば耳にする。 しかしこのコラムを読むと、どうやら「どんな暴行を受けても歯を食いしばって耐えるのが労働者の本分であり、お客様は神様だから逆襲したら首が飛ぶ」のが正解であるらしい。従順な奴僕しか生き残れないらしい。 韓国