マレリの倒産が、ほぼ固まりました(原稿執筆時点)。負債総額は1.1兆円ほどになる予定であり、久しぶりの大型倒産となります。 マレリという名前に聞き覚えの無い方もいらっしゃると思いますが、前身はカルソニックカンセイという日産自動車の系列の大型部品メーカーでした。最近はファンドが経営に深く関与していましたが、残念ながら、うまくいかなかった模様です。 この倒産劇、経営の観点からは、「ADRによる再建の限界」「ファンド(エクイティ)側と金融機関(デッド)側の運営責任の取り方」など、興味深い論点がいくつかあるのですが、マニアックになるので、このブログでは取り上げません。 それよりも、1兆円以上という債務の規模を目にして、 「これって、最近だと何番目くらいの大型倒産になるのだろう?」 と考え、過去に調べた資料を用いて確認してみましたので、その結果を公表させて頂こうと思います。 題して、 「21世紀の大