株式会社矢野経済研究所は、国内のアフィリエイト市場を調査し、市場概況、アフィリエイトサービス事業者の動向を明らかにした。 市場状況 2022年度の国内アフィリエイト市場規模は、3,836億3,000万円と前年度と比べ9.4%増だった。増加した背景としては、コロナ禍の影響で打撃を受けた分野(旅行業、来店型サービス)の回復や広告主の予算拡大、在宅勤務をはじめ、オンラインでの生活スタイルが定着し、これまでアフィリエイトで取り扱わなかったオンライン特化型サービスの需要が伸長したためだと思われる。また、業種別の特徴としては、円安などの為替変動の影響により、FX関連や投資関連の金融分野が大きく伸長したことが挙げられる。これに対し、EC(電子商取引)分野においては、以前アフィリエイトで主要分野であった美容健康系は鈍化傾向になりつつある状況だ。 2023年度は、インフレや円安などの市場環境や一部広告主の広