銀座コージーコーナーの店舗には、カトラリー類の有料化を説明する掲示がある=4月28日、東京都中央区(日野稚子撮影) プラスチック資源循環促進法(プラ新法)の施行から1カ月が過ぎた。無償提供される使い捨て前提のプラ製品12品目について、客への声掛けなど使用の合理化が求められるようになった。プラ製スプーンやフォークなどを有料化した事業者では辞退者が続出している。資源価格上昇を受けて商品価格の値上げが相次ぐが、無償提供品の調達コストも増している。コストダウンの観点からも有料化が広がる可能性がある。 「『有料です』と伝えると、自宅で食べるのか『それなら結構です』と断る方がほとんどです」 ケーキ類やプリンなど洋菓子の製造販売を手掛ける銀座コージーコーナー(東京都中央区)の「銀座1丁目本店」の従業員はこう話す。同社はプラ新法施行日の4月1日、プラ製のスプーンとフォークを1本3円に有料化した。冒頭の店以