本記事は全2回の連載の後編です。前回の記事はこちらから読めます。 前回の記事ではCFFIライブラリを使うことで、C関数のプロトタイプ宣言から Pythonの拡張モジュールを自動的に生成できることを見ました。 この後編ではCFFIライブラリの実務的な使い方を解説したいと思います。 (以下の内容は Ubuntu 16.04 / Python 3.5.1 で動作を確認しています) 1. C拡張作成の基本的な流れ 本節ではCFFIでC拡張モジュールを作成する際の基本的なフローを解説します。 前回に引き続いて、暗号ライブラリのlibsodiumを題材として具体的に手順を追っていきます。 1.1. CFFIをインストールする まずはCFFIをインストールします。 たいていのディストリビューションでパッケージが用意されているので、 これを利用するのが最も手っ取り早いです。
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