総務省がu-Japanの実現に向けて取り組んでいるユビキタスネットワーク技術の研究開発の一環として、「ユビキタスネットワーク制御・管理技術」の研究開発が2003年より5年間実施された(2008年3月で終了)。この研究開発は、KDDIを代表研究機関として、東京大学、慶應義塾大学、九州工業大学、NEC、富士通、KDDI研究所の3大学・4企業からなるUbilaプロジェクトが担当した(2007年度よりKDDIのプロジェクトはKDDI研究所で実施した)(参考文献[1])。 "Ubila"とはラテン語で「雲」を意味する言葉である。Ubilaプロジェクトは、コンピューティングが、まるで頭上にくまなく広がる雲のように私たちの周辺に自然と存在して、私たちの社会生活をサポートしてくれるユビキタスネットワーク社会を目指した。 ユビキタスネットワーク社会においては、様々なモノがネットワークにつながるようになり