ライフ顕微鏡システムの広がり ライフ顕微鏡システムは,人の行動を記録,解析・可視化し,自己が結果に気づき,認識することで次の行動の指針とする基本ループを前提にしている。ここに解析結果を用いた専門家によるサービス(ヘルスケアなど),あるいは記録したデータを用いた見守り,コミュニティサポート,履歴を活用したフィードバックやマーケティングなどのサービスが創生される。 医療や介護から生活習慣,スポーツまで含めて健康はわれわれにとって大きな関心事である。特に近年は,生活習慣あるいはQOL(Quality of Life)など,日常生活のレベルでの取り組みが注目されている。 ライフ顕微鏡システムは,腕時計型センサネット端末を用いて,人の活動に伴う3軸加速度,脈波,皮膚温度の値それぞれの変化を24時間・365日連続して収集・解析する。そして生活のリズムをライフタペストリーとして視覚的,直感的に理解