ブックマーク / amberfeb.hatenablog.com (4)

  • フィクションの世界と素朴な祈り――『天気の子』感想 - 宇宙、日本、練馬

    天気の子』をみました。新海誠という作家は、これからもますます果敢に自分自身を更新していくのだろうな、と感じさせる傑作だったと思います。以下、感想。ネタバレが含まれます。 雨の降りしきる東京、新宿。病室から外を眺める少女。不意に差し込む光。その光に誘われ、少女は不可思議な力を手にする。 孤島を旅立ち、東京へ向かう少年。船中で偶然出会ったオカルトライターに拾われた少年は、おしつけられた雑用を処理する中で、「晴れ女」の噂を耳にする。「100パーセントの晴れ女」である少女と少年は出会う。そして彼女は、あるいは彼は、世界を変えてしまう。他ならない彼女のために。 新海誠の最新作は、雨の降り続ける東京、おもに新宿界隈を舞台に、意志することで天候を操作し、雨の世界に陽ざしをもたらす少女をめぐる物語が語られる。新海誠のフィルモグラフィから雨の記憶を探っていけば、当然、『言の葉の庭』にたどりつく。『言の葉の

    フィクションの世界と素朴な祈り――『天気の子』感想 - 宇宙、日本、練馬
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    facet31 2019/07/21
  • 村上春樹『アンダーグラウンド』感想、あるいは『輪るピングドラム』の「呪いのメタファー」 - 宇宙、日本、練馬

    村上春樹『アンダーグラウンド』を半年くらいかけて読んでいました。たぶん2年前くらいからなんとなく脳内の「読まなければならない」リストに入っていて、ちょと読んではきつくなって放置、というのを3サイクルくらい繰り返してたんですが、今回時間をかけてようやく最後まで頁を繰りました。以下感想。 1995年3月20日、朝。いろいろな出来事がおこったりおこらなかったりして、ただ過ぎていくはずの一日だったし、実際日に住む人々にとってはそうだった。多分、ただありふれた一日だった。しかし、偶然、その場所に居合わせてしまった人にとって、おそらくその一日は人生を左右する決定的な一日だった。 オウム真理教による地下鉄サリン事件。その被害者を中心とした関係者60名あまりにインタビューしたこのを読み進めることは、その決定的な一日の様子を60回あまり反復することを意味する。それははっきりいって僕にとっては苦しい読書

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    facet31 2016/10/21
  • 「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 68 『東のエデン』Special あなたが救世主たらんことを」神山健治監督、玉川砂記子さんトークショーレポ - 宇宙、日本、練馬

    昨日の夜から今日の朝方にかけて行われた、「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 68 『東のエデン』Special あなたが救世主たらんことを」に行ってきました。テレビ版放映から6年を経た今だからこそ、神山監督にお聞きしたいことがあったので、なんとしてでもそれを訊かねば!との思いで行ったのですが、念願がかなって感無量でした。 トークショーは、神山監督作品になくてはならない存在、玉川砂記子さんと作品との関わりを軸に、『東のエデン』全体にも話題が広がるような感じでした。以下でメモと記憶を頼りに文字に起こしておこうと思います。いかんせん不完全なメモですので、なにか誤りなど発見された方はコメント欄でご指摘くだされば幸いです。 神山監督作品と玉川さんとのかかわり―タチコマについて アニメスタイル小黒編集長(以下小黒):年に一度の神山健治監督特集ですが、今回は『東のエデン』特集。神山作品にな

    「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 68 『東のエデン』Special あなたが救世主たらんことを」神山健治監督、玉川砂記子さんトークショーレポ - 宇宙、日本、練馬
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    facet31 2015/05/17
  • 「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 52」 吉浦康裕監督のトークショーのまとめ! - 宇宙、日本、練馬

    「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 52 パテマ・いろは・ハル・ヨヨとネネ!スクリーンで観たい劇場アニメ」に、友人と二人で行ってまいりました。 この企画に行こうと思ったきっかけは『花咲くいろは HOME SWEET HOME』を劇場で見たい!という短絡的な理由で。金沢にも行ってきたことだし。 中部・北陸旅行にいったよ―金沢・花咲くいろは編 - 宇宙、日、練馬 それがよく内容を見てみたら『イヴの時間』の吉浦監督のトークショーがあるじゃないですか!『サカサマのパテマ』はなんやかんやバタバタしていたので見に行けずじまいだったので、この機会にぜひ見たいと。トークショーの際には『イヴの時間』について質問するぜ!という(このてのイベントには全く行ったことがないにも関わらず)大望を抱いて意気揚々と新文芸座に向かいました。 トークショーの時にメモをとったので、それを元に簡単に吉浦監督と小黒

    「新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol. 52」 吉浦康裕監督のトークショーのまとめ! - 宇宙、日本、練馬
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    facet31 2014/03/17
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