ブックマーク / www.bookbang.jp (3)

  • 大根仁は 『ザ・ファブル』が ヤンマガ不良漫画史に残る大傑作になると確信している | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    メジャー出版社のほとんどが「ヤング」が冠についた青年漫画誌を出版しているが、どれもそれぞれカラーがある。ヤングマガジン(以下ヤンマガ)のカラーといえばヤンキー色が強いことだろう。オレは創刊号からヤンマガを読んでいるが、1​9​7​0年代後半〜80年代前半にかけての校内暴力の多発、暴走族ブームの流れで「ヤンキーカルチャー」が中高生世代に定着したころ、『ビー・バップ・ハイスクール』の連載が始まった(83年)。以降、ヤンマガでは『工業哀歌バレーボーイズ』『ゴリラーマン』『シャコタン☆ブギ』『新宿スワン』など、ヤンキー及びヤンキーから派生した不良系漫画が人気を博してきたが、他の青年漫画誌と比較すると、ギャグやポップさが特徴だと思う。南勝久が、大阪の走り屋の抗争を描いた『ナニワトモアレ』がヤンマガに登場したのは、2​0​0​0年のことだった。連載当初は、それまでのヤンマガ系ヤンキー漫画に比べると、や

    大根仁は 『ザ・ファブル』が ヤンマガ不良漫画史に残る大傑作になると確信している | レビュー | Book Bang -ブックバン-
  • 壇蜜が紹介「親愛なる面倒くさい人へ」 ミッツ・マングローブ『うらやましい人生』 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    ミッツ・マングローブ「私は、男のできそこない、女のなりそこない。『自分に正直に生きてて、うらやましい』って、それ気?」 とあるライターと作家に「壇蜜は女のパロディだ」と言われたことがある。誉めるでもけなすでもなく聞こえた。その言葉がずっと頭から離れなかった……つまり、私にとって「壇蜜は女のパロディ」は良くも悪くもしっくりくる言葉に聞こえたのだろう。以来、この言葉に寄り添うようにして齋藤支靜加は壇蜜として粛々とお勤めをしている。こんなことを話してはあらゆる女装を愛する方々に不快な思いをさせてしまうかもしれないが、私が「壇蜜になる」ことは一種の「女装」なのではないかと考える。ちなみにミッツさんはハイヒールをはくことで女装のスイッチが入るそうだが、私にとってのスイッチは恐らく「眉毛を描くこと」だ。アーチを描くような、細長くて髪色と極端に違う明るい色の眉毛を描く……今まで散々周囲に「変だ」と言わ

    壇蜜が紹介「親愛なる面倒くさい人へ」 ミッツ・マングローブ『うらやましい人生』 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    fahrenheitize
    fahrenheitize 2016/04/05
    ついに本人から聞けた感がある "私が「壇蜜になる」ことは一種の「女装」なのではないかと考える。"
  • 第1回 この男、肉親につき。 | 連載 | ジェーン・スー「生きるとか死ぬとか父親とか」 | Book Bang -ブックバン-

    題字・絵 きくちまる子 我が家では、元日は墓参りと決まっている。「我が家」と言っても七十七歳の父と四十二歳の娘ふたりだけの限界集落ならぬ限界家族で、元日の墓参りが決まり事になったのは、母親が十八年前に鬼籍に入ってからのことだ。 待ち合わせにはいつも私が遅れてしまう。遅刻癖は父親譲りのはずだが、年寄りは暇なのか、最近は待ち合わせ時間の十分以上前からそこにいることが多い。 今年の元日も、父は私より早く文京区にある護国寺に到着していた。カジュアルな中折れ帽にユニクロのグレーのライトダウンを着て、石屋さんの大時計の下に腰掛けていた。一日中テレビを見ながらソファに寝そべっているからだろう、腹筋と背筋が退化して、ズルリと椅子に腰掛けている姿を見ると気が滅入る。普段は派手な色を好んで着ているのに、今日に限って全身墓石のような色合いだ。墓場の石屋に墓石のような男がいると思ったら、それが父だった。 「あけま

    第1回 この男、肉親につき。 | 連載 | ジェーン・スー「生きるとか死ぬとか父親とか」 | Book Bang -ブックバン-
    fahrenheitize
    fahrenheitize 2016/04/05
    ジェーンスーさんのこの連載ヤバ面白い。
  • 1