「反対するなら対案を出せ」 ある提案がなされ、それに反対する人がいる場合によく耳にするフレーズです。国会でもそうした場面を見かけます。企業の会議でも同じようなことが起きていることも多いのではないでしょうか。 なんらかの問題がありそれを解決する。多くの提案はその目的のために提出されます。当然。プラスの効果を期待しているわけです。ですから、反対者に対案を求めるということは、より大きなプラスの効果がある案を出せ、と言っていることになります。 もちろん、反対者がより効果的な案があると思い原案に反対をしているなら対案を出すべきです。しかし、本当にその原案の方向はプラスの効果を生むという保証はあるのでしょうか。原案がマイナスの効果を生むと考えて反対した場合、求められるのは対案ではありません。まずはこの案をストップさせ、根本から練り直しすることが目的なわけですから、対案など出しようがありません。 この場
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