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2011年6月10日のブックマーク (2件)

  • 武田邦彦 (中部大学): 奇妙な発がんの論理  お酒と被曝

    福島原発事故が起こり、おそらくはこの事故が日人の思考範囲の外にあったのでしょう。奇妙な論理がいくつも横行しています。 その一つが朝日新聞が展開した「どうせ1億人に3000万人がガンで死ぬのだから、福島原発で100ミリシーベルトをあびて50万人が死んでも、問題はない」という話で、これは笑い話にもならないでしょう。 「どうせ、1億人の人間がすべて死ぬのだから、大震災で3万人が亡くなったって、なにが問題だ」 「どうせ、交通事故で1年に5000人も死ぬのだから、酔っぱらい運転で4人、死んだからといって問題では無い」 などとムチャクチャなことも言えるようになります。 ・・・・・・・・・ 朝日新聞や原子力安全委員が国会で言ったこのようなことは、福島原発で生まれた奇妙な現象の一つとして、今後、心理学などで取り上げてくれるでしょう。 この話と一緒にやや面倒な理屈も言われています.主に「お医者さん」からで

  • 武田邦彦 (中部大学): 医学とコンセンサス  被曝の危険性

    放射線医学研究所が子供の甲状腺ガンについての厳しいレポートを隠匿していたということでご心配になっている方が多くおられます. このブログでも何回か書きましたが、再度、取り上げます. 1)   放射線の被曝によるガンや遺伝性疾患の発生は、「医学的」に明確ではない。 2)   この世には学問で判らない「未知の分野」がある。 3)   研究中のことだから、医者や研究者によって言うことが違う。 4)   放射線の影響が大きいとする医者にインタビューすれば「恐ろしい」ということになる(今回の甲状腺のデータ。0.2マイクロで危険とされた)。 5)   放射線の影響が小さいとする医者にインタビューすれば「恐ろしくない」と言う(100ミリでも安全と言う。0.2マイクロの50万倍に相当している)。 6)   だから、新聞記者は「放射線が怖い」という記事を書こうと思ったら、3)の医師に取材する。 7)   「被