福島原発の事故が起こるまで、社会で信頼を置いているところがありました。 その一つが、がんセンター等の医療機関です。医療機関には多くの医者さんがおられて、日夜我々の健康を守ってくれるということについて強い信頼感を持っていたのです。 確かに、お医者さんのなかにもいろいろな人がおられて、ちょっと?と首を傾げたくなる方もおられますが、多くの医者さんは、たとえば外科手術をしたあと、どんなに疲れていても徹夜で患者さんを見ていただいています。 その点では現代の日本社会において、お医者さんの集団は尊敬に値します.「健康第一」という点でお医者さんの発言がぶれることは希でした。 ・・・・・・・・・ ところが原発の後、わたくしはお医者さんについて若干の疑問を感じるようになりました。特にがんセンターです。 日本にがんが増えてきたのは、高度成長政策が成功して日本人全体の寿命が延びてきた頃からですが、その頃のガンセン