未だに「自然放射線が1年に2.4ミリだから、1年1ミリの制限はおかしい」と言う自称「専門家」がいます。 これは、 1) 生物の防御作用の原理原則を知らない、 2) 一般公衆がなぜ被曝するかを知らない、 の二つの基礎的な知識がないからです。 地球に誕生して以来、生物は宇宙や太陽から地球に降り注ぐ放射線、紫外線と戦ってきました。今から10億年前まで成層圏にオゾン層が発達していなかったので、生物は地表で生活するとガンになり、地中深く、または海底に住んでいたのです。 今ではオゾン層ができ、生物の防御も進んだので、放射線や紫外線に強くなりましたが、それでもかなり厳しい戦いをしているのです。 自然放射線は日本では1年で1.5ミリシーベルトですから、それは何とか防御できるようになっています。つまり、日本人は年間1.5ミリシーベルトまで何とか防御できると考えたらよいでしょう。 そして福島原発が爆発したら、