今の30代とかが「今のJ-POPは糞、昔の音楽は良かった」と言いますが、彼らが思春期だった頃、90年代のJ-POPはそれはそれで既存の音楽ファンからは「ゴミ」と叩かれていたし、そこで「ゴミ」呼ばわりしていた人が好きな音楽もまたひとつ前の世代からは「意味がわからない」「こんな騒音のどこがいいのか」「電子音には人間の温かみが感じられない」等々、散々に叩かれてきたわけで。もっと以前の「良識派」によるビートルズ等「ロック」批判とかも考えるにつけ、そりゃもう「最近の若者はなっとらん」論レベルのサイクルを延々と繰り返しておりまして。 その状況に「現在のテレビのメイン視聴層は50代以上」という事実を掛け合わせて考えた場合、「紅白歌合戦から演歌をなくすのはおかしい」という結論にたどり着いてしまうのは泣けるほどに自明の理。むしろ増やすべきという意見にしかなりようがない。 ただ、そこらはNHKが迷っている間に