これまでの資本主義は貨幣を基盤として発展し、国はGDPの拡大を求め、企業は売上・利益の最大化を目的に、人はお金を重視する生活を送るようになりました。 大量生産・大量消費・大量廃棄の社会が形成される中で貧富の差が拡大し、環境は破壊され、各地で紛争や奪い合いが起こっています。 このような事実を目の前に「このままではいけない、今の社会システムは持続不能である」と多くの人が気づき、社会システムを変革する為に行動し始めています。 新しい資本主義ではその基盤は貨幣から何へと変わるのか? そう考えるとき、信用、共感、つながり、情報、知恵さまざまなキーワードが思い浮かびます。しかし、それらは現在の企業の決算書には表れない目に見えないものでありまだ明確には定まってはいません。 そこで今回は、メインプログラムに今年3月の第3回シンポジウムにご登壇頂いた幸福学の第一人者である前野隆司氏。渋澤栄一の玄孫でありその