ダボス会議でも膨張を続ける資本主義への警鐘が鳴らされているが、そもそも資本主義はこれまでどのように論じられ、発展してきたのか。アダム・スミスからマルクス、ケインズへと至る経済学の流れを振り返りながら、資本主義のあるべき姿を考える。 「第1回:変容を迫られるグローバル資本主義」はこちら> 「第2回:ITは人を豊かにできるのか」はこちら> 「グレート・リセット」に求められる覚悟――資本主義そのものを問い直す動きは、識者の間でも広がっていますね。開催が延期となった2021年のダボス会議のテーマは「グレート・リセット」です。そのことについてクラウス・シュワブ世界経済フォーラム会長は、「第二次世界大戦後から続くシステムは異なる立場の人を包み込めず、環境破壊も引き起こしている。人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきである。資本主義という表現はもはや適切ではない。金融緩和でマネーがあふれ、資本の意味は
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