「うわ、なるほどなぁ」 わたしはパラパラとめくった紙の先に連なる文字を必死に目で追いながら、同時に脳内に走る電撃のような衝撃に打ちひしがれながらひとり興奮気味に思わず声を漏らした。横に置かれた仕事用のメモ帳に覚えておきたいことを走り書いては、またすぐに紙面に目線を戻す。机に置かれた熱いコーヒーを喉に流し込みながら、わたしはもっともっととせがむ様にページをめくり続けた。 本というモノに、わたしは首ったけでした。 やっぱり本はすごい。こんなにもわかりやすく、美しく、そして手ごろな値段で世界中の先人たちの経験や熱量を孕んだ英知を時代を超えて擬似体験できるのだからこんなにコスパの良い娯楽はなかなか類を見ないといまだに思います。 本というメディアに惚れ、そして人生にわたって何度も本に助けられてきたと言っても過言ではないわたしが、なんとこの度noteを通し初著書「あなたの24時間はどこへ消えるのか」を
![本好きがnoteを書き続け、初めて自分の書籍を出版するに到るまでのお話。|スワン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7da6ac3f9e53c184460a09e79072ac26e9bc9e1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F43656640%2Frectangle_large_type_2_28c63a69689da3c723cc8b32aebcd163.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)