高知の中山間地域に、大学生がはじめた食堂「おすそわけ食堂まど」がある。その名の通り、規格外の野菜を生産者から無料や格安でおすそわけしてもらい、旬の食材をつかった日替わり定食を提供する。フードロスや子どもの貧困といった地域課題の解決を目指すその店を運営するのは陶山智美さんだ。食堂を通して、さまざまな人が地域課題の解決に加わり、おすそわけやその心が地域循環することを考えている。現在は間借りした店舗で夜のみ営業しているが、高知大学農林海洋科学部を卒業し、4月からは本格的に事業をはじめる。「おすそわけは豊かさ」と語る陶山さんに話を聞いた。(サステナブル・ブランド ジャパン=小松遥香) 「おかえりなさい」。夕方6時にオープンする食堂の扉を開くと、陶山さんが元気な声で出迎えてくれた。食堂は高知空港から車で北へ20分、香美市土佐山田町にある。古民家を改装した店の側には一級河川・物部川が流れる。昼は別の店
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