経済産業省は2021年1月、「デジタル市場に関するディスカッションペーパー ~産業構造の転換による社会的問題の解決と経済成長に向けて~」を取りまとめ発表しました。以前コラムで取り上げた「DXレポート2」では、DX推進に向けた中長期的対応としてデジタル社会基盤(デジタルプラットフォーム)の必要性について述べられていましたが、本ディスカッションペーパーはこの具体像を提言したものと考えられます。本記事ではディスカッションペーパーの内容をまとめ、今後重要になる概念「デジタル市場」について理解を深めていきます。 東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト アルファコンパス 代表 中小企業診断士、PMP(Project Management Professional) 1990年3月 早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。1990年に東芝に入社後、製造業向けSCM、E
経済産業省がGIGAスクール構想の推進に強く関与してきたのは、「EdTechを提供する教育サービス業の振興のため」といわれることも多い。しかし、「核心は別のところにある」と経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課長で教育産業室長を併任する浅野大介氏は言う。 個別最適化学習と、教科横断的なSTEAM教育に重点 「要は、学校教育が大きく変わるきっかけをつくりたいのです。経産省が教育に関わる理由は2つで、まず学校教育の出口である社会・経済・産業は人的資本の質に左右されるから。そして民間の教育サービス業を所管する省庁でもあるからです。この2つの顔を持っていることが、私たちが学校教育と民間教育の垣根と、学びと社会の垣根を越える教育イノベーションに取り組む理由です。その成果を受け取る子どもたちの伸びやかな知性が育まれれば、社会も経済も持続的発展に向かう。私たちの目的は非常にシンプルです」 経
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