Tweet 昨日(2011/3/29)、内閣官房参与へ任命された多摩大学大学院の田坂広志教授は、リーマンショックに世界が揺れた2009年、「目に見えない資本主義」という著書を上梓されています。 当時、田坂先生は、プレジデント・ロイターに掲載されたこちらのインタビュー記事で、本書への思いを以下のように述べられています。 「経済危機を引き起こしたグローバル資本主義に対して、世界中の人たちが『やっぱり、あれはおかしかったよね』と思っている。この機を逃してはいけないと、世の中に一石を投じる意味で書き上げました」 「日本型経営に自信を失っていた人たちを元気づけたいし、働く喜び『働きがい』も取り戻したい。拝金主義に抵抗する庶民の英知など、日本は不思議な宝物を手にした国なんですよ」 本書では、資本主義の経済原理に起こりつつあるパラダイム転換として次の5つが挙げられています。 (1) 「操作主義経済」から