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ブックマーク / president.jp (52)

  • 日本人の美徳"自己犠牲""滅私奉公"は絶対ダメ…仏教がすべての「利他」は「私」から始まるべきと説く理由 すべてのものごとは自分の認識によってのみ成り立っている

    利他のために、まず「私」を考える 現代でもよく使われる「利他」という言葉を仏教的な意味で理解するには、仏教の基礎的な世界観を把握しておく必要があります。 まず、仏教で利他を考えるときには「私」を起点とします。他者の利益を考えるのになぜ「私」目線なのかと、不思議に思う方もいるかもしれません。 しかし、思い出してください。すべてのものごとは、自分の認識によってのみ成り立っているのでしたね(唯識)。「あの人にとって、私はこういう存在だ」と思ったとしても、その認識は「私」のもので、他者の認識は推量することしかできません。 しかも万物の質は「空」であり、あらゆるものは縁起であって、目の前の現象は因果関係の結果として、自分の心というスクリーンに映写された像のようなもの(中観)。その像に、「私」が自分の認識で意味づけをしているのです。 つまり言葉で「利他」「他者」といっても、その認識は自分の中にしかあ

    日本人の美徳"自己犠牲""滅私奉公"は絶対ダメ…仏教がすべての「利他」は「私」から始まるべきと説く理由 すべてのものごとは自分の認識によってのみ成り立っている
  • 保護者・近隣からのクレームに神対応…中高一貫校の名物校長が伝授「電話を切る前に必ず添える絶妙フレーズ」 「匿名で結構ですから、もう一度お電話いただけますか」

    クレーム対応は難しい。横浜創英中学・高等学校校長の工藤勇一さんは「クレームには『受けて立つな、横に立て』と教員に伝えている。説得できないと思うのではなく、相手の立場を理解することが大切なのだ」という――。 ※稿は、工藤勇一『校長の力 学校が変わらない理由、変わる秘訣』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。 教員たちは保護者を怖がって臆病になっている 学校のステークホルダーといえば、教育委員会や議会、あるいは民間企業よりも大切な存在、保護者を取り上げないわけにはいきません。保護者とのコミュニケーションの取り方は、校長にとって必須のスキルです。 最近、クレームを訴えてくる保護者が多いので、教員たちは保護者を怖がって臆病になっているように思います。麹町中でもその風潮を感じましたが、日中が同様だと思います。保護者から言いたい放題に責められて、対する教員はサービスで答えれば答えるほど、ま

    保護者・近隣からのクレームに神対応…中高一貫校の名物校長が伝授「電話を切る前に必ず添える絶妙フレーズ」 「匿名で結構ですから、もう一度お電話いただけますか」
  • 日本と米国の「国語教科書」を比較すればわかる…日本人が「世界最高水準の学力」を生かせない根本原因 日本で重視されるのは「自己主張」よりも「自己犠牲」 (5ページ目)

    世界的に見ても低い日教育予算 ここまで語ってきたような教育政策上の課題に気づいた現場の先生方が「なんとかしたい」と思ったとしても、なかなか改善策を打てない現状があります。その原因は「教育予算の不足」です。 日の公的な教育予算は世界的に見ても非常に低いです。初等教育から高等教育までの公的支出がGDPに占める割合を見ると、2016年の日は2.9%であり、比較可能な35カ国中で最下位です。OECD諸国の平均4.0%や、EU23カ国の平均3.9%と比べると非常に低いことがわかります。ちなみにトップのノルウェーは6.3%で、フィンランドの5.4%、ベルギーの5.3%と続きます[※8]。 ただでさえ少ない教育予算は市区町村によって格差もあります。公立学校の教育予算の出どころは、高校は都道府県から、小中学校は市区町村からで、どちらも自治体が財源になっています。そのため、それぞれの自治体の財政状況

    日本と米国の「国語教科書」を比較すればわかる…日本人が「世界最高水準の学力」を生かせない根本原因 日本で重視されるのは「自己主張」よりも「自己犠牲」 (5ページ目)
  • 「不登校の生徒が登校率85%の奇跡」岐阜の"バーバパパのがっこう"に殺到する全国の教育委員会が驚愕の光景 担任は自分で選ぶ、トイレは1100万円で改修

    学校に行けない児童・生徒に配慮し、学習指導要領にとらわれない教育課程をもつ「不登校特例校」。まだ全国10都道府県に21校(うち公立12校)しかないが、開校1年半で視察が殺到しているのが岐阜市立草潤中だ。授業は自宅でオンラインでもOKだが、登校率は85%超。教育ジャーナリストの中曽根陽子さんが現地取材した――。 開校1年半で100件の視察が殺到する岐阜の小さな学校 全国の小中学校で2021年度に不登校だった児童・生徒は前年度から24.9%増え、過去最多の24万4940人。初めて20万人を超え、98年連続で過去最高を更新しています。そんな中、政府は、全都道府県・政令市に「不登校特例校」の設置を目指す方針を固めました。 不登校特例校とは、児童生徒の事情に合わせて、授業時間や学習内容を減らせるのが特徴で、2017年施行の教育機会確保法で、国や自治体による設置が努力義務とされました。しかし、文部科学

    「不登校の生徒が登校率85%の奇跡」岐阜の"バーバパパのがっこう"に殺到する全国の教育委員会が驚愕の光景 担任は自分で選ぶ、トイレは1100万円で改修
    fan-uwajima
    fan-uwajima 2023/11/18
    下校前に、クールダウンという面談の時間をとり、タブレットに今の気分を入れてから下校します。登校時と下校時の気分を入力することで、随時生徒の様子を職員全体で把握します。
  • 「成果主義ではみんなやる気を失ってしまう」稲盛和夫がそう考えるようになった納得の理由 頑張りの評価は数字だけではない

    どうすれば人事評価で社員のやる気を引き出すことができるのか。京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは「たとえ目標を達成できなくても、必死で頑張った人は頑張ったなりの評価をしてあげないと、後々、誰も頑張らないようになる。だから成果主義ではうまくいかない」という――。 ルールをつくってもすぐ矛盾が出てくる 人を評価するということぐらい難しいことはないのです。たとえ二十人、三十人の従業員でも、評価して、役職や給料を上げたり下げたり──下げるというのはめったにないかもしれませんが──するのは難しいことです。 非常に難しく、やりにくいから、何かルールをつくって客観的な評価をする方法はないかと考える。そうすればトップである自分が悩まなくても、若い役員でも、また部課長でも決められます。そういう公平で、えこ贔屓のない評価ができるルールはつくれないものかと、いろいろなことをやるわけです。 しかしこれはやっても、すぐに

    「成果主義ではみんなやる気を失ってしまう」稲盛和夫がそう考えるようになった納得の理由 頑張りの評価は数字だけではない
  • 「お金があり、有名で、いくらでも遊んでいられる人」が全然幸せになれないワケ どれも心を満たしてはくれない

    「快楽、名誉、富」を手に入れれば幸福になれるのか 「大人の勉強」をはじめる前に、快楽や名誉、富などについてふれておきたい。 人は快楽、名誉、富などこそが幸福の源泉だと思い込み、価値を疑うことなくひたすらそれを追い求めているかのように思える。しかし、これらを手に入れても当に心が満たされ、幸福になれるのかは疑わしいところだ。 快楽や名誉や富は、実はこの世でしか価値のないもの(アリストテレスのいう「仮象の善」)にすぎず、「善そのもの」(節制・正義・自由・真理などソクラテスがいう「魂自身の飾り」)を犠牲にしてまで求める価値のあるものではない。 快楽は持続性がないため、ひとたび手に入れると際限なく求め続けることになる。しかも同レベルの快楽ではすぐに飽きてしまうので、どんどん刺激を強くしていかなければ興奮しなくなってしまうのだ。 地位も名誉も手に入れた有名人が、禁止薬物に手を染めて転落したり、政治

    「お金があり、有名で、いくらでも遊んでいられる人」が全然幸せになれないワケ どれも心を満たしてはくれない
  • まだ始まってもいないのに…デジタル庁の「教育データ利活用」が大炎上してしまったワケ 国民のすさまじい不信感、警戒感

    教育データ利活用ロードマップが炎上 年明け1月7日にデジタル庁が文部科学省・経済産業省・総務省と策定した教育データ利活用ロードマップを公表した。これをうけNHKが「政府 学習履歴など個人の教育データ デジタル化して一元化へ」(NHKニュース・2022年1月7日 15時51分)という報道をはじめ、「政府による学習履歴の一元管理」というロードマップの実際の内容とは真逆のイメージが拡散されSNS等で多くの反発を招き、いまだ炎上中である。 「一元化」ではなくデータの利活用を技術的に促す「標準化」 端的にいえばNHK報道の見出しは誤報に近い。 読者をあえて不安にさせ、炎上させようとする「煽り」の意図すら感じさせる。 NHKが“一元化”と説明したのはデータの「標準化」のことである。 ここでいう「標準化」とは異なる学校・自治体間でもデータの記載方法や必要な場合にデータ連携ができるように「データの入力方式

    まだ始まってもいないのに…デジタル庁の「教育データ利活用」が大炎上してしまったワケ 国民のすさまじい不信感、警戒感
  • 「どんな凡人でも実行できる」稲盛和夫が考える"必ず成功する"判断の方程式 儲かるかどうかで考えると間違える

    物事を正しく判断するには、どういった考え方を持てばいいのか。京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは「直感で判断してはいけない。直感的に考えると、自分に都合がいいかどうかで判断してしまい、巡り巡って損をする」という――。 自分に都合のいいことは、周りに都合の悪いことかもしれない 部下から相談があったり、仕事をどう進めようかと考えたりと、経営者は物事を判断していかなければなりません。判断をするときに、ともすると我々は直感的に考えて判断します。しかし、トレーニングされていない人間が直感的に判断する場合、だいたい能で考えています。 能とは、我々の心の中に備わった基的なもので、肉体を持つ自分自身を守るために与えられた心です。ですから能という心は、自分が有利になるようにすべて物事を考え、行動します。 つまり利他の心、人によかれという心とは対極的です。これは肉体を持っている自分を守るために神様が与えてく

    「どんな凡人でも実行できる」稲盛和夫が考える"必ず成功する"判断の方程式 儲かるかどうかで考えると間違える
  • なぜ「ゆるゆる母さん」の子は世界で“食える大人”になるのか? 「オール5タイプはいらない」 (3ページ目)

    これからは「かっちり」母さんより、「ゆるゆる」母さん 2020年の教育改革の推進役でもある文部科学大臣補佐官・鈴木寛さん(東京大学・慶應義塾大学教授)は、これからの社会で活躍できる子を育てるには「親が心構えを変える必要がある」と話す。 『プレジデントFamily2017春』号より。2020年の教育改革の推進役、文部科学大臣補佐官・鈴木寛さん(東京大学・慶應義塾大学教授)などに聞く、「新しい教育」に対応した親の心構えの持ち方。古い「学力観」かどうかのチェックリストあり。 鈴木さんが提案したのは、“ちゃんとしなさい”というのをやめてみようということだ。 「『ちゃんとしなさい』と口ぐせのように叱っているお母さんがいますが、たとえば、時間通りに言われたことをきちんとこなすような作業は、コンピュータがやってくれる時代になります。それよりも、子供の好きなことや得意なことを伸ばしてやることが大事です」

    なぜ「ゆるゆる母さん」の子は世界で“食える大人”になるのか? 「オール5タイプはいらない」 (3ページ目)
  • 2カ月で約30kg痩せた男が白米のかわりにたっぷり食べていたもの【2020年BEST5】 旧石器時代の食事にヒントがあった

    2020年(1~12月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。生活部門の第2位は――。(初公開日:2020年8月31日) ダイエットに何度も挫折する人は何が原因なのか。2カ月で約30kgの減量に成功した作家の金森重樹氏は、「ダイエットの指標としてべ物のカロリーは参考にならない。摂取カロリーを抑えても、糖質を摂っている限り痩せない」という――。 ※稿は、金森重樹『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速“脂”ダイエット』(扶桑社)の一部を再編集したものです。 事を切り替えるだけで劇的に体重が落ちていく 記事で紹介するダイエット方法の最初の一歩となるのが、生活を断糖高脂質にシフトチェンジすること。糖質を極力排除して、代わりに脂質をたっぷりと摂る事を続けることで、それまで糖質をエネルギーにしていた体が脂質をエネルギーにするように切り替わっていく。

    2カ月で約30kg痩せた男が白米のかわりにたっぷり食べていたもの【2020年BEST5】 旧石器時代の食事にヒントがあった
  • 「そんなことまでよく知っているね」同僚から必ず驚かれるグーグル検索のすごい使い方 キーワード300個の最新記事を網羅 (2ページ目)

    気になったらすぐ検索し記事を読む 教えてくれる上司・先輩が身近にいないとき、「Google先生」以上に心強いものはありません。 WEB検索が簡単になった今、Google検索を徹底的に使いこなせている人とそうではない人の差が決定的になりました。 それは決してむずかしいことではないのですが、ちょっとした日常的な習慣、基動作の差がのちに大きな違いを生みます。 おすすめは「気になったらすぐ検索し、記事を読むこと」につきます。意味があるとかないとかいったことは考えず、気になったら脊髄反射的にすぐに検索します。検索結果の中から、興味深い記事を2、3読みます。 興味があり大切だと思ったら、さらにいくつか記事を読みます。後回しにせず、その場で一気に読んでしまうほうがいいです。そのほうが負担感なく、忘れたりもせず、記事を読み進めやすいからです。間を空けるより、確実に頭に入りやすいと思います。 後回しするこ

    「そんなことまでよく知っているね」同僚から必ず驚かれるグーグル検索のすごい使い方 キーワード300個の最新記事を網羅 (2ページ目)
  • 頑張る意欲さえ奪われる…マスコミが報じない「親ガチャ」の本当の原因と解決策 政府が親にフリーライドしたツケ

    意欲、学力、経済力が再生産される「親ガチャ」の問題に注目が集まっている。日大学教授の末冨芳さんは「親ガチャを生む格差構造は、ずっと日に存在しており、特段悪化したわけでも改善したわけでもない。しかし『親ガチャ』を騒ぐマスコミからは、ではどうしたらその格差をなくすことができるのかのソリューションに関する報道や発信は少ない」という――。 古くて新しい「親ガチャ」問題 教育費問題の研究者であり、内閣府の子どもの貧困対策に足掛け8年にわたって従事してきた筆者からは「親ガチャ」は、古くて新しい問題に見える。 子はどのような親をもつかによって、教育機会だけでなく、学習意欲、体験、そして就業機会の格差まで大きな影響を受ける。 子どもの努力だけでは乗り越えられない、生まれによる格差が温存され、頑張る意欲すら奪われるディストピア(絶望的な社会)。 日社会もそうした残酷な社会なのである。 それは今に始まっ

    頑張る意欲さえ奪われる…マスコミが報じない「親ガチャ」の本当の原因と解決策 政府が親にフリーライドしたツケ
  • 「メンタル不調」とは無縁だった大昔の人々が当たり前のようにしていた"あること" 今すぐ捨てたいくだらない考え方

    仏教には心のケアというテーマはない 最初に申し上げておきたいことがあります。それは「心のケア」は、そもそも仏教の課題ではない、ということです。 何しろ世間一般にいわれる「心の悩み」というのはほとんどが現代病で、お釈迦さまの時代にはなかったのですから、仕方がないのです。 昔の人々にはそれほど精神的な病気がなかったのです。なぜかというと、自然の中で生きていたことで「ものを認める」ということが、生活の中でできていたからです。「もの」というのは、生きている間に出会うさまざまなできごとのことですが、現代に生きる我々はそれを認めません。自分に都合の悪いことは何一つ認めたくないのです。 「自分の手で全部コントロールできる」高慢さが招く心の病 台風が来ても被害が出ることは認めたくなくて、どうにかして防ごうとします。地震が起きても人が死ぬのは認めたくなくて、どうにかしようとします。病気が見つかると、それもま

    「メンタル不調」とは無縁だった大昔の人々が当たり前のようにしていた"あること" 今すぐ捨てたいくだらない考え方
  • 「いまの常識は100年前の非常識」イタリア人移民が世界有数の銀行を作るために始めたこと 当たり前のことをやっただけだった (4ページ目)

    バンク・オブ・イタリーのイノベーションスタック 1.「小者」に注目 A・Pは「我々の目的は、小口預金者と借り手の利益に専念する。我々は、どんなに少額だろうと貯金を定期的に預金してくれる賃金労働者や中小企業者を、当行にとって最も価値ある顧客と考える」7。でも多くの「中小ビジネスマン」はマン(男)ではなかったので、どうしても必要だったのが……。 2.女性のための銀行 アメリカ合衆国憲法修正第19条が女性に参政権を与えてから、バンク・オブ・イタリーは全国初の女性向け銀行、女性銀行部門を開設した。これはサンフランシスコのパウウェル街にある、ジャンニーニの新しい銀行ビルの2階にあった。アメリカで初めて、女性は自前の口座にアクセスできて、夫に口出しされずに自分の財務を管理できるようになった。でもこうした新しい男女の顧客はきわめてケチだったから、どうしても必要になったのが……。 3.低金利 後にスクエア

    「いまの常識は100年前の非常識」イタリア人移民が世界有数の銀行を作るために始めたこと 当たり前のことをやっただけだった (4ページ目)
  • 「あっという間に腰痛が解消する」唱えるだけで即座に効果がある"3つのフレーズ" 「骨盤はワイングラスの底」

    腰痛になる二大ダメ姿勢「背」「反り背」 突然ですが、二大「ダメな姿勢」というものがあります。1つめは、ねこ背。あごが前に出て、首が縮み、腰は張っています。2つめは、反り腰。背中側の筋肉への負担が大きく、これもしんどい姿勢です。 この二大「ダメな姿勢」に共通していることがあります。骨盤が傾いた状態で、ロックされてしまっているのです。骨盤がかたまってゆらがない状態だと、腰椎への負担が多くなって腰痛になりやすくなります。 そこで、骨盤の傾きを改善していくために、言葉の力を借りていきます。言葉を唱えると、頭の中でイメージが生まれます。そのイメージは感覚的な体験をもたらし、当にそのようになっていくのです。

    「あっという間に腰痛が解消する」唱えるだけで即座に効果がある"3つのフレーズ" 「骨盤はワイングラスの底」
  • 「小6女子いじめ自殺」事件に向き合わなかった名物校長は、教育長に栄転した 保護者たちが校長の対応に憤るワケ

    昨年11月、東京都町田市の小学校で、小6の女の子がいじめを苦に自殺した。この学校はICT推進校で、全国に先駆けて「一人一台端末」を配り、校長はその旗振り役として有名だった。しかし、いじめの背景に端末の存在があったことから、校長は「いじめは解決していた」と事実を否認。保護者たちはその態度に憤るようになる。告発スクープ第4弾――。 死から2カ月半後に重大事態の発生を報告 1月19日、山根達彦さん(仮名)、山根弘美さん(仮名)夫は代表委員会に出席して、娘の詩織さん(仮名)がいじめを苦に自殺をしたことを学校関係者に伝えた。 参加者は、PTA役員とクラス委員を務める保護者たち。これまでさまざまな臆測が飛び交っていたが、初めて、亡くなった当の理由を伝えることができた。それを聞いた保護者たちは学校の対応への不満を口にした。 「詩織さんはいじめられていたことを9月の心のアンケートに書いていたのに、それ

    「小6女子いじめ自殺」事件に向き合わなかった名物校長は、教育長に栄転した 保護者たちが校長の対応に憤るワケ
  • 「16時間はなにも食べるな」最新医学が勧めるプチ断食の3大効能【2021上半期BEST5】 「空腹」こそ長寿と健康のカギだった

    アメリカの最新研究が証明、「空腹」こそ長寿と健康のカギだった べすぎを防ぎ、健康や若さを維持する、シンプルな方法。それは、「ものをべない時間(空腹の時間)を作ること」です。「プチ断」といってもいいかもしれません。 近年、アメリカの医学界では、空腹(断)と健康に関する研究がさかんに進められ、その結果、断が体重や体脂肪の減少につながること、そして、糖尿病、悪性腫瘍(がん)、心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)、神経変性疾患(アルツハイマー型認知症やパーキンソン病など)などの予防に効果があることが分かってきました。 プチ断をすると、どのような効果が得られるのか、体に何が起こっているのかをみていきましょう。実は、断実行中、体の中では3つの奇跡が起きているのです。 医学的理由①内臓の働きを復活させ、活性酸素の害から体を守る 一日3とったり、べすぎたりすると、前にべたものを消化してい

    「16時間はなにも食べるな」最新医学が勧めるプチ断食の3大効能【2021上半期BEST5】 「空腹」こそ長寿と健康のカギだった
  • 『スマホ脳』の著者が断言…スマホで読んでもいい文章と紙で読むべき文章の根本的な違い 脳への定着度がまるで違う

    電子書籍の普及で、スマートフォンなどのデジタルツールで長文を読む機会が増えている。『スマホ脳』(新潮新書)の著者で精神科医のアンデシュ・ハンセン氏は「スマホは便利だが、使い方には注意すべきだ。思考力においては紙の優位性は揺るがない。たとえば難しい内容の記事を読むときは、スマホより紙ののほうがいい」という――。(第1回/全3回) ここ10年で世の中は最も速いスピードで変化している ——あなたの著書“Insta-Brain”の邦訳『スマホ脳』(新潮新書)は、世界的な社会問題であるスマホ中毒の構造と処方箋を説き、ベストセラーになっています。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは、デジタルツールが脳に有害な影響を与えることを認識しており、自分の子どもに対してその使用を制限していたといいます。あなたがスマホの負の側面について認識したのはいつごろからですか? ここ5年ほどです。といっても、初めから負の

    『スマホ脳』の著者が断言…スマホで読んでもいい文章と紙で読むべき文章の根本的な違い 脳への定着度がまるで違う
  • 「コロナ後のグレート・リセット」世界のトップが密かに考えている中身 もう経済成長を最優先すべきでない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

    仕事の視野を広げるには読書が一番だ。書籍のハイライトを3000字で紹介するサービス「SERENDIP」から、プレジデントオンライン向けの特選記事を紹介しよう。今回取り上げるのは『グレート・リセット』(日経ナショナルジオグラフィック社)だ――。 著者は「ダボス会議」の創設者 世界中で猛威を振るい、巨大なパンデミックを引き起こした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。いまだ収束の兆しも見えないコロナ禍は、わずかな期間に人々の生活様式をがらりと変えてしまった。 だが私たちは、この変化をチャンスと捉え、より良い方向に社会を変えていくこともできるのではないだろうか。 書では、世界経済フォーラム(その年次総会が通称「ダボス会議」)を主宰するクラウス・シュワブ氏ら2人の著者が、新型コロナウイルスによるパンデミックが収束した後(アフターコロナ)に、どんな新しい世界が出現する可能性があるのかを描く

    「コロナ後のグレート・リセット」世界のトップが密かに考えている中身 もう経済成長を最優先すべきでない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
  • イノベーションを起こそうとしてイノベーションを起こした人はいない イノベーター70人に共通する結論

    アーティストのように、経済活動に携わろう 高原社会(※編注)をより豊かで瑞々しいものにするためには、まず私たちの仕事を功利的・手段的なインストルメンタルなものから、自己充足的・自己完結的なコンサマトリーなものへと転換することが求められます。 (※編注)人類が長らく夢み続けた「物質的不足の解消」を実現しつつあり、長らく続けた上昇の末に緩やかに成長率を低下させている現在の状況を、書では「高原への軟着陸」というメタファーで表現している。 さて、このように指摘すると、すぐにでもビジネスパーソンをやめて享楽的な人生を謳歌するアーティストになって作品を作れ、と言われているのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは誤解です。筆者は、あたかもアーティストやダンサーが、衝動に突き動かされるようにして作品制作に携わるのと同じように、私たちもまた経済活動に携わろう、ということを提案しています。 20世

    イノベーションを起こそうとしてイノベーションを起こした人はいない イノベーター70人に共通する結論