シャープと東芝は12月21日、液晶、半導体分野において提携し、協力関係を築いていくことを発表。それに伴い、東芝代表執行役の西田社長、シャープ代表取締役の片山社長出席のもと、共同記者会見が行われた。 今回の提携は、2010年度にシャープは東芝から液晶テレビ用システムLSIを約50%、東芝はシャープから32型以上のテレビ用液晶モジュールを約40%購入するというもの。この数値を目標に来年度から相互供給を拡大させていく。シャープの液晶パネル、東芝のLSIと両社のコアテクノロジーを相互に活用し、競争力をアップさせることが狙いだ。 現在東芝は、松下電器、日立製作所とともに液晶パネル会社「IPSアルファテクノロジー」への出資を行っているが、今回の提携を受け、この出資分は売却する方向で検討中としている。またOCBパネルなどを有する「東芝松下ディスプレイテクノロジー」への出資に変更はない。 東芝の西田社長は