読むのが遅い、内容を忘れてしまう、何を読んだらいいかわからない……。そんな読書に関するお悩みを解決してくれるのが、著書『本は読んだらすぐアウトプットする!』を出版したばかりの教育学者、齋藤孝氏だ。さまざまな効用がある読書だが、齋藤氏によればコミュニケーションの上達にもつながるという。より深く、より楽しいコミュニケーションをするための「本の読み方」を教えてもらった。 ちょっとあなたが本を読んでいるときのことを考えてみてください。文字を追いながら文脈をつかみ、咀嚼する、そのなかで著者が何を言いたいのかを理解しながら読み進みますよね? たとえば、「いまはこういう状況だな」「この結論はこういう原因・経緯から導き出されたものだな」「この発言の背景には、こんな思いがあるんだな」といった具合に、常に頭を働かせていないと、本を読むことはできないのです。 つまり、あまり意識していないかもしれませんが、読書中
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