アメリカ最大の金融機関JPモルガン・チェースが、住宅ローン関連の金融商品を不正に販売していたとされる問題で、アメリカの複数のメディアはJPモルガン・チェースが罰金などとして、日本円でおよそ1兆2700億円を支払うことで大筋合意したと伝えました。 この問題は、JPモルガン・チェースが2008年の金融危機の直前に低所得者向け住宅ローンに関連した金融商品を不正に販売していたとされるもので、アメリカの司法省や連邦住宅金融局などが、法的な責任を追及していました。 これについてアメリカの複数のメディアは19日、JPモルガン・チェースが罰金や住宅ローンの借り手への救済金など、合わせて130億ドル、日本円でおよそ1兆2700億円を支払うことで大筋合意したと伝えました。 この罰金や救済金は和解金として支払われ、合意がまとまれば、アメリカの金融機関が当局に支払う和解金としては、過去最高になるということです。