計画変更前のまま22センチ高く造られた防潮堤=気仙沼市で2018年4月14日午後3時45分、新井敦撮影 宮城県気仙沼市魚町地区に建設中の防潮堤について、県は14日、工事ミスで一部完成部分の高さが22センチ高くなっていたことを明らかにした。同地区の防潮堤は、県が住民の要望を受け入れる形で、当初の計画から高さを下げ、4.1メートルとした経緯がある。県は工事を中止し、改めて住民の意向を聞いた上で対応を決めるが、同市中心街の復興事業がさらに遅れる懸念も出ている。 同市役所で開かれた住民組織「内湾地区復興まちづくり協議会」の会議で県が説明した。