九州豪雨、死者23人に=不明者の捜索続く 住宅前の土砂を取り除き、行方不明者の捜索を行う自衛隊員=10日午後、福岡県朝倉市 九州北部を襲った記録的な豪雨で、甚大な被害が出た福岡県朝倉市などでは10日も、連絡が取れなくなっている20人以上の捜索や安否確認が続けられた。朝倉市内では同日、新たに3人が心肺停止状態で見つかり、うち2人の死亡が確認された。福岡県と大分県の死者は計23人となった。 九州北部では11日も局地的に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼び掛けている。朝倉市は10日、ため池決壊の可能性があるとして一時、新たな避難指示を出した。 福岡県警によると、10日午前、朝倉市を流れる赤谷川にたまった土砂の中で、心肺停止状態の男性が見つかり、死亡が確認された。死因は水死で、県警が身元を調べている。同市内では同日午後にも心肺停止の2人が発見され、うち女性1人の死亡