【見市紀世子】都道府県別の平均寿命で男女とも長野県がトップになった。28日に厚生労働省が「都道府県別生命表」(2010年)を公表した。1975年から女性トップの座を占めてきた沖縄県は平均寿命がさらに延びたものの、3位となった。 都道府県別の生命表は、国勢調査などを基に5年ごとに作られ、今回で10回目。男性のトップは長野県の80・88歳(前回79・84歳)で90年から5回連続の1位。女性でも同県が87・18歳(同86・48歳)で初めて1位になった。沖縄県の女性は0・14歳延びて87・02歳だったが、3位にとどまった。 全国平均は男性が79・59歳、女性が86・35歳で、前回05年の調査と比べると、鳥取の女性以外のすべてで平均寿命は延びた。 一方、平均寿命がもっとも短かったのは男女とも青森で、男性が77・28歳(同76・27歳)、女性が85・34歳(同84・80歳)。00年、05年に続い