「iPad」がわたしのようなタイプ向けにデザインされたものでないことは明白だ。しかし、iPadが新しいユーザーを獲得し続けており、コンピュータを使いたいと思うようないくつかの重要な分野で、従来のPCを真っ向から打ち負かしつつあるという事実を認めていないわけではない。 数字は嘘をつかない。iPad発売以降の25カ月間で、AppleはグローバルPC市場で、5位からHewlett-Packardと激しく首位を争うところまで来た。ただし、これはタブレットの売り上げをPC市場全体の売り上げに含めた場合の話だ(以下のグラフを参照)。 なによりこのグラフは、これまでならPCを買っていたような場面で、多くの人がiPadを購入しているということを物語っている。それらが書斎や寝室用の2台目のPCなのか、完全なコンピュータを必要としない小さな子どもや年老いた両親のものなのか、旅行用のラップトップの代わりなのか、