W杯でのJリーグ中断期間に入る前最後の試合は、首位の清水が下位のFC東京に引き分けて首位をキープして終わった。 とは言え、試合は後半残り5分まで清水が0-2でリードしていたのを追いつかれたものであり、そこまでの内容的には完全に清水のものだった。 後半途中まで、東京のチャンスらしいチャンスは、高い位置でボールを奪ってから早いタイミングで前線が飛び出したところを梶山が合わせるパターンのみで、特に清水が先制点を挙げてからは、相手の早い戻りの前にタラタラとパスを回すだけで、何とか手数をかけてサイド攻撃に持ち込みはするものの、ボスナーを始めとする清水の壁に跳ね返されるだけで、70分間はほとんど得点の匂いを感じなかった。 ところが、赤嶺を投入して3トップにしてから、左サイドのリカルジーニョが個人技のドリブルで清水のサイドを崩せるようになると戦況は一変、サイドを破られると清水DFもPAの中へズルズルと下