東京証券取引所は、海外の機関投資家などの間で広がっている自動的に大量の株式を売買するいわゆる「超高速取り引き」で、システムに不具合が起きれば市場全体に混乱が広がるおそれがあることから、証券会社と協力してトラブルを二重にチェックする新たな対策を導入する方針を固めました。 「超高速取り引き」は、株式の売買を1秒間に数千回の速さでコンピューターで自動的に繰り返すもので、海外のヘッジファンドなどで利用が広がっています。 しかし、システムに不具合が起きれば、超高速取り引きによって誤った大量の注文が出されるなどして市場が大きく混乱する懸念が強まっており、アメリカでは、去年、ニューヨーク市場に接続している証券会社のシステムで障害が起き、株価が乱高下する原因になりました。 このため東京証券取引所は、システムに不具合が発生した場合の対策を強化する方針を固めました。具体的には、これまで不具合が発生した場合、取