荻上チキさんが猫猫先生に実名を実質暴露された件について。 行為そのものが法的にどうか、ということについては議論があると思うけれど、おいとく。まず道義的問題であるとして、(大小問わず)事情があって(実際になくてもあるとみなければなるまい)匿名で活動している人の実名を暴くことは、客観的にみて正当な理由がないのであれば、単なる嫌がらせにすぎない。当然論理も正義もない。あると考えるのは独善。 事情とは、たいていの場合、コストの問題だ。余暇の活動に対して費やすことのできるコストは一般的に収入の一定割合以下であり、また、本業に損害を与えてはならない。一般に、仕事と直結しない活動によって本業に支障がでないように配慮することは認められる。しかし、支持政党によって待遇が差別される(違法)ことがまかり通る現状で、もっとも現実的な選択肢としては、公には積極的に表明しないことだ。犯罪でもない限り、面倒を避けるため