JR船橋駅南口の西武船橋店(千葉県船橋市)が28日に閉店し、半世紀の歴史に幕を下ろした。 この日は開店前から買い物客が長い列を作り、名残を惜しんだ。 同店は船橋市の人口急増期に当たる1967年9月にオープンし、西武百貨店の郊外進出の先駆けとなった。ピーク時の92年2月期の売上高は551億円に達したが、2017年2月期は3割の169億円に落ち込み、同年8月に撤退が決まった。 28日は開店前から約300人が並び、同店は開店を10分早めて対応した。 列の先頭にいた市内の女性(36)は1年前までの3年間、契約社員として同店地下の食品売り場で働いていたという。「客としても家族3代のつきあいで、母は高校生の時から利用していた。地域に一番密着したお店。今日はかつての同僚にも会って、ねぎらいの言葉をかけたい」と話し、「他の西武のお店は生き残ってほしい」と訴えた。 同店では昨年12月中旬から「売り尽くしセー