NHK記者らによる株のインサイダー取引問題で、NHKは3日、金融庁から課徴金納付命令を受けた職員3人を10日付で懲戒免職にすると発表した。会見した福地茂雄会長は「報道に携わる者として言語道断。公共放送の信頼を著しく傷つけた」と語り、厳罰で臨んだことを明らかにした。またこの日、問題発覚後に受信料の支払いを新たに拒否・保留した件数が約4倍に急増したことも判明した。 懲戒免職となるのは、報道局ニュース制作センター制作記者(34)▽水戸放送局放送部ディレクター(41)▽岐阜放送局放送部記者(30)−の3人。報道局長、水戸放送局長ら当時の上司9人も3日付で減給処分とした。 福地会長は「新年度もスタートした。(処分を発表することで)職員の気分も一新できる」と話した。