おおらかな性格と魅力的な笑顔で、ニッキー・ヘイデンはあらゆる人に愛された。2002年にAMA(全米選手権)スーパーバイクのチャンピオンを獲得したヘイデンは、翌2003年に21歳でMotoGPのレプソル・ホンダ・チームに抜擢。2006年にはバレンティーノ・ロッシと最終戦まで激しいチャンピオン争いを繰り広げた末、年間総合優勝を達成。2016年からは戦いの場をスーパーバイク世界選手権(SBK)に移した。 2006年バレンシアGPでチャンピオンを決めたニッキー・ヘイデンのウイニングラン 2017年のSBKシーズン第5戦・イタリア大会(5月13日~14日/イモラ)を終えたヘイデンは、同国内で自転車トレーニングを行なっていた際に自動車事故に遭遇。重篤な状態で病院へ搬送され、懸命の治療が続いたが、5月22日に35歳の若さで逝去した。 「ケンタッキー・キッド」の愛称で親しまれたヘイデンは、ホンダファクトリ