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2008年7月26日のブックマーク (4件)

  • 門外漢にも面白く、そしてとても文学的~『電車の運転』 宇田賢吉著(評:栗原裕一郎)【奨】:日経ビジネスオンライン

    単刀直入。タイトルで釣ろうという思惑が溢れすぎてかえって個性がなくなっている最近の新書戦線をわらうような、これ以上はないほどにシンプルなタイトルだ。 内容を端的に表わしているという点でも過不足がない。当にもう丸々一冊、頭から終わりまで「電車の運転」についてのみ書かれたである。 著者の宇田賢吉は1958年に国鉄に入社、JRに改編されたさいにJR西日に移り、2000年に同社を退社するまで42年間、運転士を務めた人物。 鉄道という輸送機関が動く仕組みから、運転技術の解説と実践的なノウハウ、運転士という職業にまつわる問題や心構えまで、「電車の運転」を取り巻くあらゆることがらが、運転士という実務家の視点から細大漏らさず記されている。 鉄ちゃん(鉄道マニア)には堪えられない一冊だろうことは想像に難くないが、評者は実を言うと鉄道にはほとんど興味がない。都内に住んでいればいろんな種類の電車を見るけれ

    門外漢にも面白く、そしてとても文学的~『電車の運転』 宇田賢吉著(評:栗原裕一郎)【奨】:日経ビジネスオンライン
  • 子供をオタクにしないためのマンガ10冊 - ハックルベリーに会いに行く

    いくら子供をオタクにしたくないからといって、マンガそのものを読ませないというのは逆効果だと思うんですよね。かえって良くない。何ごともそうですけれど、ものごとには良い面と悪い面の両方があるわけで、そういうふうに一刀両断で何かを断罪してしまうのは、思考停止を引き起こしかねない。それは、子供をかえってバカにしてしまう。それに、これは誰にも経験があると思うのですが、親に禁止されたものって、かえって読んでみたくなるんですよね。かえって興味を抱いてしまう。だから、その意味からも、子供にマンガそのものを読ませないというのは、やっぱり良くないと思うのです。 大切なのは、「当に素晴らしいものは何か」「当に面白いのものは何か」ということを、しっかりと伝えていくことだと思うんです。しっかりと教える。それも、できれば小さなうちから。そうすれば、大人になってからかかるハシカのように、変に趣味をこじらせたり、それ

    fenethtool
    fenethtool 2008/07/26
    外で遊ばせた方が早いんじゃないか
  • 休日にマンガを読む - 内田樹の研究室

    久しぶりの休日。 暑くて目が覚める。 シャワーを浴びて、着替えて、朝ごはんをべて、またクーラーの効いた寝室に戻って、寝転がってマンガを読む。 るんちゃんお薦め、ゆうきまさみの『鉄腕バーディ』。 ゆうきまさみといえば、『パトレイバー』の人である。 『うる星やつら』と似た状況設定であるけれど、こういう非日常的な SF 世界と学園ラブコメが同居している物語をすらすらと描ける日のマンガ家の底力には感服する。 続いて幸村誠『ヴィンランド・サーガ』を読む。 これまた、たいへんな画力と物語構成力である。 森薫の『エマ』の19世紀ロンドンの書き込みにも驚いたが、このヴァイキング物語の中世アイスランドの生活の細部の書き込みにも驚嘆する。 時空を奔放に行き来するこれらのマンガに比べると、相変わらず「私小説」的な約束事から抜け出ることができずにいる現代文学の想像力の貧しさが際立ってしまう。 井上雄彦さんと会

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    一泊二日、仙台から福島浜通りをひたすら南へ。はらこ飯をしずかにべる。 昭和8年、津波に御用心 はらこ飯は冷たいほうがうまい説 摩尼車は時をかけるようにして回る 南相馬の珈琲亭いこいで休憩 津波の被害にあった請戸小学校を見学する 東日大震災・原子力災害伝承館 南相馬の寿司屋で塩釜港のひがしものマグロをべる ふたたび喫茶店で…

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