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ブックマーク / nitino.hatenadiary.jp (6)

  • 続く夜 - うどんこ天気

    その人はいつも私を車で迎えにきていた。自宅は教えなかった。近くのコンビニで仕事が終わってから、時間を決めて待ち合わせ。小さい暗い色の軽自動車。夜の散歩。私には恋人がいた。相手にも恋人がいた。だからお互いに少し話して夜景を見て、それから事をして家に帰っていく以外何もしなかった。何もしない。手も繋がない。距離もあける。ちゃんと帰る。そのうちに会う間隔が多くなっていった。恋人には、出かけることをきちんきちんと最初は言っていたけれど、そのうち言わなくなった。あまりに頻繁だったから。恋人が嫉妬したから。何もしない。ただの友達。相手が私のことを好きなのは何となく解っていた。素振りや話し振り、大事にしたいと伝えてくれることで。私はいつも真面目には取り合わなかったし、深入りしようとしなかった。面倒なことは嫌いだから。いつも適当にはぐらかすか、「彼女がいるのにそう言うことを言ってはいけませんよ」とニコニコ

    fenethtool
    fenethtool 2009/01/29
    「愛してる」って女が言ってきたって 誰かと取っ替えのきく代用品でしかないんだ Mr.Children「フェイク」より
  • ふぁっしょんの変遷は魔道師から - うどんこ天気

    昨日の日記のブックマークで「女子はやせるだけで非モテから脱出できるのか!」「女の子はファッションが無意識必修科目だから痩せれば自然とモテ度は上がるんでしょうなぁ」「おとこのひもてもんだいより、ねはあさいかもね」とかのご反応を頂きまして。昨日の記事が長かったので割愛してましたが、ファッションの変遷はこんなんでした。 酷いよ!なかないでね!私が泣きそうですけど!年月は割りとかかってます。のんびり移行しました。ええと、あと、変わった服を着ている人をバカにするつこりでは書いていません。もし不愉快でしたらすみません。非モテの話ばっかりしてすみません。わあ誤解生んでる、やばいと思って書きました。脱出が楽かどうかははっきり言えません。 あ、あと、私は脱オタはしてないです。今も現役バリバリです。脱出・擬態程度です。コンビニ行く時なんかは、眼鏡に髪は上で一つに縛ってTシャツとジーンズ勿論ノーメイク…おう…話

  • ライフハック怖い - うどんこ天気

    まんじゅう怖いとかではなく、ライフハック*1が苦手ぽい。ライフハックをしなかったらQOL(人生の質)が低下しちゃうという妄想に取り付かれる 毎日ライフハックを遂行しないとイラつき始める 今日ライフハック忘れた!ギャー私の人生の質低下が叫ばれる、自分の中でもうこんなライフはダメ!うわーん今日はもうだめだ! もうやけっぱちだライフハックの逆のことしてやる夜更かしだ夜更かしほーらジャンクフードべちゃうよホレホレ低下低下フフ…スッキリ−スッキリー!=大後悔時代→そして悪循環に…という自分を想像するのであまり読まない。ブックマークしても、何となく拒否。文をだーっと流してしまって、読まない・読めない事も多数。多分、そういう思考に落ち込む可能性があるなら「最初から必要だと真面目に思った時に自分で検索して真面目に読んだ末で自分で決める」と言うことにしているみたい。情報の処理の速度が遅いのとよく頭の中でこ

  • 元うどん

    四十代になってから体力の衰え方の質が変わったと思う。 二十代の頃は夕方でも元気で用事があれば山に突然登り、やりたいことがあれば続けて徹夜していたけど今は当に駄目。机に座って事務作業してると一時間で肩と腰が痛い。背中のコリが繊維ぽい。医療が発達してなかったらここらへんで死ぬという説の55歳も遠くないと感じる。 この体もう駄目では? 服でいえば毛玉だらけで穴あいてない? 社会的な人間としてのやるべきことだけで既に精一杯。運動の習慣もあり事も自炊がほとんどで体重血糖値諸々平均値正常やや貧血なだけのはずなのに。体がもうあかん。 こんなんで平均寿命まで生きれるの? 夕方はすでに眠く帰宅後の風呂の後は家事や家庭の日常生活に必要なタスクを時短課金アイテムとスキルで無理やりこなす。 朝早いのもあるけど、夜型生活をする体力がない。ベッドに転がって文を読むのが一番楽で、ネットのニュースやKindleかなろ

    元うどん
  • 香水集め - うどんこ天気

    小学生の頃。登下校の途中、歩くのに飽きて道に生えている草を頻繁に毟って歩いていた。ぶちぶち。そしてすぐ投げ捨てる。ぶち。投げ捨てる。草によっては手を切る。手を切らないように。切れても。私の家は学区の外れで、大概どんな人よりも遠かった。草がぼうぼうと生えた細い道を一人で歩いて帰った。草の名前は少し知っていた。知らない草には勝手に名前をつけた。図鑑を調べたりはしなかった。そういう興味の対象ではなかった。知らない草の中に、一つ変わった草があった。草を引っ張ると、ツルがぷちん、と切れる草。いつも垂直に切れた。断面はすべらかだった。面の切り口から草の汁が丸く膨らむ、変な草。その草の汁は良い匂いがした。私はその草の汁をたくさん集めたら、香水ができると思った。お母さんが持っているような香水。でも、あんな、甘ったるくなくて、青い、澄んだ水のような。夏の匂いの香水が出来るんじゃないかな。それだったら欲しい。

    fenethtool
    fenethtool 2008/06/29
    匂い、香り、風味とかそういう嗅覚が死んでる人間としては、こういうのを読むと羨ましく感じる。香りのある世界ってどんな世界なのだろう。
  • 自分で決めて「イエス」 - うどんこ天気

    http://d.hatena.ne.jp/nitino/20060806 私がガリガリに痩せて真っ白な顔で、トイレでべ物を吐きながら毎日登校していた時。高校二年、三年と担任をしてくれた先生が言った。先生は130キロはあるだろうという巨漢でベストの横に布をたして着ているような人だ。「俺が、教え子…例えばお前を助けたり、話を聞いたりするのは俺がしたくてやってる事だ」「だからお前は申し訳無いとか思う必要は無い」「そんなこと言わなくて良いんだ」「でも、もしそう思ってしまうなら」「次はお前が誰か他の奴を助けてやれ」「俺はそれが一番嬉しいんだ」「俺はそういう、世の中が夢なんだ」「て言うか俺の自己満足です」なんだそれ。奇麗事か。人間なんて、自分の得にならないことなんてしないじゃないか。って思った。何言ってんだ先生はさ。何が自己満足だよ。だったらなんで摂障害になってるんだ私はさ!見た目とか、他人は得

    fenethtool
    fenethtool 2006/08/20
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