生まれたばかりの赤ちゃんを寒さから守るため、群れを形成する王様ペンギン。そのとてつもなく大きな群れが写真に収められ、話題を呼んでいる。この写真が撮られたのは、南極近くのサウスジョージア島。 写真の茶色い部分は王様ペンギンのヒナの群れであり、彼らは自分で体温調整ができないので、生後3週間は親が付きっ切りで面倒を見る。その後親たちは、自分の子どもを他の王様ペンギンのヒナがいる「保育所」に預け、2~3日ごとにエサを捕って戻ってくる。 この繁殖期間は1年以上にも及び、一般的に繁殖は3年に2回のペースで行われる。王様ペンギンは、ペンギンのなかでは皇帝ペンギンに次ぐ2番目に大きい種類で、体重は最大で16キログラムにもなる。彼らはハダカイワシなどの小魚やイカを食料としており、それらを捕まえるため100メートル以上の深さまで何度も潜るという。 そして現在、223万もの王様ペンギンの「つがい」がいるとされて