サン・ドニで強襲被害に遭う―あるエスノグラファーの悲惨 (misère) - 社会学徒の研究（？）日誌フィールドワーク, 出来事 すでに直接お話した人もいますが、水曜日の夜10時ごろ、調査先のサン・ドニで2人の男に襲われ、暴行を受けた後にバッグを奪われました。一応心配をおかけしないように書いておきますが、今残っているケガはかすり傷程度で、貴重品も一切盗まれておりません。精神的な傷も、自覚している限りでは残っていません。友人に臨床心理士兼精神分析研究者がいるのですが、彼女から頂いたアドバイスは、恐怖体験は3日以内に人に話した方が後にトラウマが残らないとのことでした。それで、水曜日から金曜日にかけて話しまくっているので（笑）、トラウマとしても残らないと思います。【水曜日の出来事】 さて、この日の出来事について。夜8時ごろ、調査先に到着。（ここは、サン・ドニでも特に治安の悪さで知られている場所です。あえてこういう場所を調査対象に選びました。）9時半まで柔道。その後、近くのバス停へ。バス停の半径1
