Top > 1.経済 > 日銀副総裁(山口広秀氏)について 2008年10月16日 日銀副総裁(山口広秀氏)について 日銀副総裁に山口広秀日銀理事を起用する人事案については、いつもながらの繰り言になりますので、いまさら特にコメントするつもりもありませんが、前回の日銀総裁問題の時にどうしても書けなかった素朴な疑問をどさくさにまぎれて書きます。 それは、有名かつ、それこそクルーグマンと互角に業績のある日本の経済学者が、春の日銀総裁問題にからめて「不況のときに金利を下げるのは経済学の常識でしょう。」と発言をされていたことなのです。私のような考えの人間やあるいは、ウイングをぎりぎりまで広げてマネタリストがそう発言をするのなら問題ない(たぶん結果的に金利は下がることが多いだろうから)と思うのですが、その発言をした彼は実はリアルビジネスサイクル理論(実物的景気循環理論)の大家だったのです。 リ