経済を扱った「読み物」は巷に溢れていますが、こういう本ばかり読んでも今ひとつ理解できた気がしません。ここは一度体系的に経済学を勉強してみるかと思い立ったのが数年前。初学者にも分かりやすい参考書を探して辿り着いたのがアメリカの大学生向けのテキストでした。 アメリカの教科書の特徴は、冗長とも言えるほど丁寧に書かれていて分厚いこと。簡潔に書かれた薄手の日本の教科書とは対照的です。日本の場合、テキストの行間は授業で補うことを意図して書かれているようで、独学だと辛い面があるんですよね。 その点、アメリカの教科書はスラスラ読み進められるので、分厚くても結果的に短時間で済んだりします。ざっとイメージを掴んだ後で日本の教科書を読むと、良くまとまっているなぁと感心することもしばしば。うまく両者を使い分けられるといいですね。 そんなわけで私のような社会人や独学で経済学を学ぼうという人の参考になればと思い、取っ