東京・秋葉原にまた新しい「萌え」業種が登場した。店内貨幣でポーカーやルーレットなどのカジノゲームを楽しめる「アキバギルド」。ディーラーを務めるのはもちろんメイドだ。連日、“萌え打ち”する客でにぎわうこの店に足を踏み入れた。(安岡一成) 秋葉原の中央通り沿いの雑居ビルの8階。20坪ほどの店舗は、色とりどりのコインを手にしたスーツ姿のサラリーマンやオタクっぽい人であふれかえっている。そんな客たちをメイドさんがかわいい声で盛り上げている。 客を「ご主人さま」と呼び、キャピキャピの声で「ナイスキャッチです」「ごめんなさい、バストです〜」などとカードを裁く姿に、ギャンブラーも熱くなるというより、とても楽しそうにプレーしている。 あれ、日本はカジノは禁止じゃなかったっけ…。戸惑っている私を見て「現金でコインを買って遊ぶゲームセンターと同じですよ」と笑うのは、社長の藪内常弘さん(33)だ。「機械相手にコ