新しい排ガス規制に適合した原動機付自転車(ミニバイク)について、警察庁の有識者検討会は21日、出力制限を条件に、総排気量125cc以下の二輪車を「適当」とする報告書をまとめた。結論を踏まえて道交法施行規則を改正する方針で、それまでは現行の原付免許で新原付を運転できるようにする。 総排気量50cc以下で設計最高速度50キロを超える現行の「一般原動機付自転車」は、全国で約450万台(昨年7月時点)が利用されている。だが7年11月から新たに導入される第4次排ガス規制に適合しないため、新しい基準での原付の認可の是非を、大学教授や業界団体で構成する有識者検討会で議論してきた。 検討会は、最高出力を4キロワット以下にした制御した125cc以下の「小型自動二輪車」の試乗会を実施。安全性や運転しやすさは現行の原付と同程度であると確認した。今後、違法な出力アップなどの不正改造対策を具体化させる。 報告書は、