アメリカのBlock博士は、ニンニクやタマネギに化学兵器のような威力があるのではないか? と考え、研究して本まで出版したそうです。確かに、ニンニクの臭いや、タマネギが目に染みるパワーは、かなりのものがありますよね。 博士は、民間伝承や現代薬学における、ニンニクやタマネギの効能について、またニンニク臭のする息の化学的な性質や取り扱いなどについて、注意深く検証をしていきました。博士によると、ニンニクやタマネギは、中央アジアなど過酷な気候の場所が原産地なので、それらを切ったり噛んだりすると、なんと自らの身を守ろうという、防衛本能から化学兵器のようなものを発生させるというのです。 切ったり噛んだりすることで細胞が破壊されると、ネギ類の持つ硫黄ベースの自己防衛システムが発動し、ネギ類特有の臭いを放つそうなのです。この、化学的な自己防衛システムの威力はなかなかのもので、微生物や細菌を殺傷したり、虫など