21日午前10時頃、金環日食を見ようと富士山に入った三重県四日市市のドイツ人男性(40)が山頂で動けなくなっていると、男性の妻から静岡県警富士宮署に連絡があった。 県警山岳遭難救助隊が救助に向かったが、強風などのため捜索を中断。22日早朝から再開する予定。 富士山は7月1日の山開きまで、五合目より上の登山が原則禁じられている。 発表によると、男性は19日午後2時頃に富士宮口五合目を出発し、テントで1泊して登頂。山頂で日食を待っていて、寒さと疲れで自力下山できなくなった。21日午後4時半頃、妻に携帯電話で「元気、食べ物もある」と話したという。