ソニーは10月27日、2006年3月期第2四半期(4〜6月)および上半期(4〜9月)の連結決算を発表した。携帯ゲーム機のPSP(プレイステーション・ポータブル)が世界的に好調でゲーム事業が大幅な増収となったものの、主力のエレクトロニクス事業が依然として苦戦している。 第2四半期の業績を見ると、売上高は前年同期に比べてほぼ横ばいとなった。ただし2004年8月のソニーBMG・ミュージックエンタテインメントの設立による影響を除いた場合は、1%の増収であったという。 一方、営業利益にはソニー厚生年金基金の代行部分を返上したことで、前年同期にはなかった735億円の利益を計上するとともに、構造改革費用を前年同期より178億円多い487億円計上した。これにより、営業利益は前年比51.9%増の659億円と大幅に伸びた。ただし、返上益を除けば76億円の赤字となっている(表1)。
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