今年、デビュー20周年イヤーに突入した宇多田ヒカルが、通算7枚目となるオリジナルアルバム『初恋』をリリースする。 これは彼女のディスコグラフィにおいて、初の日本語を冠したアルバムタイトルであり、今なお愛聴されている、1999年の彼女の1stアルバム『First Love』を想起させるタイトルでもある。 急逝した実母に捧げられた前作『Fantôme』から1年9カ月。リアルサウンド二度目の登場となる今回のテキストでは、アルバム完成直後に行われたオフィシャルインタビューから、今作の制作風景や参加アーティストに特化した発言を中心に構成した。 前作から、さらには衝撃的だった1998年のデビュー時から今日までの間で、彼女の中で変わったこと/変わらないこととは何なのか。そして20周年というひとつの節目を、いまどのような心境で迎えているのか。 “二度目の初恋”を迎えた彼女に、現在の率直な思いを聞いた。(内
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