『10歳でもわかる問題解決の授業』(苅野進著、フォレスト出版)の著者は、経営コンサルティング会社を経て、小学生向けに「問題解決力」「論理的思考力(ロジカルシンキング)」を高めるための「考え方」を教えてきたという人物。経営コンサルタントが数年かけて身につける「問題解決のための“思考のフレームワーク(考え方の型)”」を、小学生にもわかるように指導しているというわけです。つまり本書は、実際に小学生に教えている技法をまとめたもの。 本書では、「自分で考える」ことについての“苦手意識を取り除くための心理的・技術的なコツ”を紹介していきます。 「考えることの意味」は、正解というゴールにたどり着くことだけではなく、その過程で様々な付加価値を生み出していることです。 本書で扱うような「問題を分解する」「仮説を立てて実験する」「様々なものさしで評価する」といった作業を通じた試行錯誤をすること自体が物事を解決
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