カラカルパクスタンの首都ヌクスから車をチャーターしてムイナク (またはモイナク、Muynak/Mo'ynoq) に行ってきました。 目当ては「船の墓場」。20世紀最大の環境破壊と言われるアラル海の縮小を間近に感じたいと思い。 ヌクスからムイナクの距離は200kmほど。クングラードを過ぎてから道路がかなり悪くなり (穴ぼこだらけ、アスファルトのツギハギだらけ)、片道3時間ほどかかりました。 船の墓場の写真はもう何度も見てきましたが、あらためて自分の目で見ると、やはりインパクトは大きかったです。 展望台は在りし日の水際だったそうです。眼下に広がる荒涼とした大地、そこに並べられた、赤い錆にまみれただ朽ちていくのを待つだけの船たちが、心に刺さりました。 ここが数十年前までは巨大な湖だったのだと、なんとか想像しようとしましたが、それはとても難しい作業でした。 日中、気温は33℃ほど。砂まじりの熱風が